IF関数とは
IF関数とは、もしも●●●が×××だった場合は、■■■という結果を、そうでなければ▲▲▲という結果を表示する、というように、指定した条件に応じて表示する値や処理結果を変えられる、条件分岐の関数です。
文章だけではわかりづらいと思いますので、まずは下の例を見てください。

この例で、
もしも「合計」の欄(セルE4番地)が2000以上ならば、目標の欄(セルF4番地)に「達成」と表示、そうでなければ目標の欄(セルF4番地)に「未達成」と表示したいとします。
これを言い換えると、
≪合計が2000以上である≫という条件に応じて、満たされていれば≪達成≫、満たされていなければ≪達成≫と表示したい、ということになりますね。
このようにIF関数は、指定した条件が満たされているかどうかで答えに表示する結果を変える事ができます。
IF関数の書式
IF関数の書式は次のとおりです。
=IF(条件式,真の場合,偽の場合)
≪条件式≫の欄には、IF関数に判定させたい条件を論理式という書き方を使って入力します。
今回の例では、『合計が2000以上である』という条件なので、≪条件式≫の欄にはE4>=2000と入力します。
≪真の場合≫の欄には、条件式の条件が満たされている場合に表示する内容を入力します。
今回の例では、合計が2000以上の場合には達成と表示したいので、“達成”と入力します。
≪偽の場合≫の欄には、条件式の条件が満たされていない場合に表示する内容を入力します。
今回の例では、合計が2000未満の場合には未達成と表示したいので、“未達成”と入力します。
完成した式は次のようになります。
=IF(E4>=2000,“達成”,“未達成”)
達成と未達成の文字列の両側は、半角の”(ダブルクォーテーション)で囲みます。
これはエクセルの計算式上の決まりで、計算式の中で文字列を扱う場合には必ず囲んでおかなければなりません。
さて、これでIF関数の入力は完成しました。
目標の欄(セルF4番地)に、合計の欄(セルE4番地)が2000以上であれば達成、2000未満のときは未達成と表示されるはずです。
あとはセルE4番地の数式をオートフィル機能を使ってE7番地までコピーしておきましょう。
完成例は次のようになります。

今回の例は、とても基本的なIF関数のパターンです。しっかりと使いこなせるようになりましょう。
論理式とは
論理式とはIF関数に判定させたい条件を式の形で表したもので、比較演算子を使って書きます。
比較演算子には、次のようなものがあります。
= … 等しい
> … より大きい
< … 未満(より小さい)
>= … 以上
<= … 以下
<> … 等しくない
たとえば、≪合計(セルA1番地)が2000以上である≫という条件を論理式で表わすと≪A1>=2000≫になります。
比較演算子を使うと様々な条件を論理式としてあらわすことができますが、慣れるまでは難しく感じるかもしれませんね。
いくつか例を挙げておきますので、参考にしてください。
A1=80 … セルA1番地の値が80だったら
A1>80 … セルA1番地の値が80より大きかったら
A1<80 … セルA1番地の値が80未満だったら
A1>=80 … セルA1番地の値が80以上だったら
A1<=80 … セルA1番地の値が80以下だったら
IF関数の応用技
IF関数は他の関数を組み合わせることで色々な計算ができる、とても応用範囲の広い関数です。
いくつか参考例を紹介しておきます。
条件に合わせて三通りの答えを表示する … IF関数にIF関数を組み合わせる
=IF(A1>=80,”合格”,IF(A1>=70,”あと一歩”,”不合格”))
上の例では、もしもセルA1番地が80以上なら『合格』を表示し、80未満で70以上なら『あと一歩』を表示、それ以外なら『不合格』を表示します。
複数の条件に合わせて答えを変える … IF関数にAND関数を組み合わせる
=IF(AND(A1>=80,B1>=80),”合格”,”不合格”)
上の例では、もしもセルA1番地とB1番地が両方ともに80以上なら『合格』を表示し、それ以外の場合は『不合格』を表示します。
